自由のホロコースト
2007年 01月 27日
欧州連合内で、ナチス・ドイツによる第2次大戦中のホロコーストの事実を否定したり、ナチスのシンボルである「カギ十字」を公の場で掲げたりすることを禁止しようという動きが出ている。一部の加盟国は「言論の自由」が制限されるとして反対姿勢を示しているほか、カギ十字を「平和」の象徴とするヒンズー団体も猛反発しており、法整備までには紆余曲折がありそうだ。(read)
「自分にはヘドがでそうな思想であってもその表現の自由は徹底的に擁護するとヴォルテールが200年も前に述べているというのに、いまだにこの問題を議論しなければならないということである。自分たちを虐殺した者たちの根本教義が後世に採用されたとなっては、ホロコーストの犠牲者たちも浮かばれまい」とノーム・チョムスキーは歴史修正主義者の検証の自由を認めている。