タミフルの中外製薬が厚労省研究班班長の講座に毎年150万円 日本はインフルエンザワクチンの実験場
2007年 03月 13日
93年フランスでインフルエンザの国際会議があり、そこではなぜか「新開発されたインフルエンザ用低温純化型生ワクチン」を日本は使うべしというのが議題だったという。しかし日本では生ワクチンは効果の点で問題があり、使わなくなっていた。根路銘国昭(現・生物資源利用研究所長 当時・WHOアジア太平洋地域インフルエンザ呼吸器ウイルス協力センター長)の理解では、日本を実験台にして、うまく行けば各国で使うという思惑だったろうという。そこで彼は「日本は先進国であり君たちの指導を受けてワクチン政策を変える国じゃない。日本の政策をこの学会で論議すること自体がおかしい。学者は科学的な議論をすべきであって政策問題を議論するのは科学者の精神に反する」と気炎をあげたという。(read)