捕鯨は日本の伝統なんだから手漕ぎ船でフンドシ絞めて手投げの銛で突けば誰も文句は言わないんじゃないの?
2007年 05月 29日
商業捕鯨は1980年代に凍結されたが、調査捕鯨は各国の権限で実施できる。日本はクジラ資源回復を裏付けるため、調査捕鯨としてミンククジラなどを年間およそ1000頭捕獲。調査捕鯨の「副産物」として鯨肉を販売するため、「疑似商業捕鯨」との批判を招いている。(read)
日本の古式捕鯨は、あみとり式捕鯨とも云われていて、見晴らしのいい山に、「山見(やまみ)」という見張り場所を設け、 そこからクジラを見張ります。クジラを見付けると狼煙(のろし)や、旗で クジラの種類や方角を報らせます。 知らせを受けると勢子船(せこぶね)、網船、持双船が漕ぎ出され、網船は、クジラの行く先に網を降ろし、勢子船でその網にクジラを追い込みます。
網に絡まったクジラに銛を投げ、弱ったところに、「羽指(はざし)」と 呼ばれる職種の男が口に小刀をくわえて海に飛び込み、刺さった銛を 手がかりにクジラによじ登り、両の鼻の穴に切り込みを入れて、ロープを通すのです、そのロープを二艘の持双船に渡して、クジラを挟み込み、 陸まで運び解体するのです。大洋で捕獲し、母船で解体したアメリカ式捕鯨と、時代を同じくするのですが やり方は異なります。この漁法は、和歌山県太地が発祥の地で、後に高知県室戸に伝わります。(read)