全国津々浦々に広がるYOSAKOIソーラン祭りは地域社会の伝統を破壊するグローバル化・「おわら風の盆」
2007年 06月 07日
公園で開幕した。財政再建に立ち上がった夕張市で初めて開催されるのを含め、10日までの5日間、計30会場で、約4万3000人が熱気あふれる踊りを繰り広げる。(read)
■越中八尾 おわら風の盆(read) 写真と動画(watch)
八尾町は1929年「おわら保存会」を創設「門外不出の伝統芸能」との思いが強い。同保存会は昨年の富山市との合併もあり、旧八尾町固有の伝統文化を明確にしようと今年6月、「おわら風の盆」を商標登録した。
最近は、浅草など各地でおわら節が踊られているが、同保存会が都内で正式に認めている「風の盆」は、東京都羽村市だけ。八尾にも同じ企業の工場がある縁だという。
同保存会事務局の布谷博之さんは「少子高齢化の中で地方が懸命に守り続けてきた行事をそのまま都会で行えばいいというものではない。事前に話し合う余地があった向島には、一石を投じる意味からもあえて抗議した」と言う。(read)