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絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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亡国の食糧自由貿易論 年間8000万人のペースで増え続ける世界人口で食料危機

食糧自由貿易論者の論理は、1、貿易を自由化した方が圧倒的に安い 2、そして、将来も輸入食料品は国産より圧倒的に安い というのが大前提。 だって、貿易を完全自由化すれば、日本の農業はつぶれるでしょう? 将来輸入品が高くなっても、国内に農業がなければ、高い輸入品を買うしかありません。ところで、「輸入食料品」は将来も安いのでしょうか???ここでは中学生でもわかるように証明しましょう。

1、世界の人口は、年間8000万人のペースで増加しつづけている これはつまり、一年間に8000万個胃袋が増えているということです。つまり、食糧需要は年間8000万人分づつ増え続けていく。
2、発展途上国の工業化・サービス業化で、供給は減少していくこれも誰でも知っていることです。 経済が発展していくと、産業の中心は農業から工業・サービス業にシフトしていく。ほとんど例外はありません。

つまり、ブラジル・ロシア・インド・中国、そしてアジア諸国で(かつての日本のように)農業が衰退していく可能性は非常に高いのです。 これは供給減です。確かに、現状を見ると輸入食料品は安い。 しかし、長期的に見れば、輸入食料品の値段は必ず上がっていく。もっと長期的に見れば、金で食料品が買えない時代が来るかもしれない。 これは夢物語ではなく、極めて現実的な予測なのです。

日本の食糧自給率は、先進国中最低の40%。 食糧自由貿易論者は「これをさらに下げよう」と主張しているのですから、「クレイジー」としかいいようがありません。日本は食糧自給率100%を目指すべきなのです。read




by beautiful_japan | 2007-06-22 23:54 | 環境負荷 淘汰圧増大