絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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学習指導要領の変更で中学理科から「進化」は削除!高校では選択制に キリスト教原理主義の影響下へ?

■生命の進化をどの子も学んで われわれはどこから来たのであろうか。
最近の学説では、約40億年前に、地球を構成していた粒子が、沸騰する海水の熱によって、自己増殖する粒子に変化したと考えられている。

海の中を漂っていたこの粒子は、やがて脂肪の雫の中に取り込まれる。こうして細胞が生まれた。細胞が進化して、細菌のような生物が生まれてきた。

細菌は、単細胞のまま34億年もの間、海の中を漂っていた。その間にも細胞は進化を続けるのであるが、地球の環境は、けっして生物に都合のよいときばかりではなかった。

地球に隕石がぶつかり、地球は激しく燃えて、海ha干上がり、海の塩まで焼けることがたびたびあった。ほとんどの細胞が死滅したが、どんなときにも、わずかな細胞が生き残るという奇跡が続いた。

また地球全体が凍ってしまう全球凍結も何度か起った。飢えと寒さで、ほとんどの生物が死に絶えたが、このときもわずかな生物が生き残ったのである。

こうして、海に浮いていた単細胞から多細胞生物が生まれた。多細胞生物がどのようにして、今のような複雑な形になったかということはまだよくわかっていない。この間にも、生物の大絶滅が何度も起っている。

やがて恐竜が出現し、哺乳類は、恐竜などの大型生物から逃れて、夜、食物を採るように進化した。 この間も大量絶滅は起った。こうした度重なる大量絶滅や、大型生物による捕縛を逃れて、われわれの祖先は進化してきた。

それは、奇跡と幸運の積み重ねであり、今、地球上に生きている生物すべてのいのちが尊い所以(ゆえん)である。

私はこのようなことをぜひ子供たちにも教えてほしいと思う。 しかし平成10年度に示された学習指導要領では、中学理科から「進化」は削除された。中学理科で削除された「進化」は、高校理科の「理科基礎」「生物Ⅱ」に移行した。

「生物Ⅱ」のなかで進化をあつかう「生物の分類と進化」は「生物の集団」との選択制になっており、進化か集団のどちらかを履修すればよいことになっている。高校において、生物を選択し、「生物の分類と進化」を選択しないかぎり、生物の進化を学ばないことになる。

わたしたちがどうして今ここに存在しているかということは小学生でも理解可能である。きっと彼らは驚きと感動をもって話を聴くであろう。

「生物の進化」をぜひすべての子供たちに教えていただきたい。それぞれの学年によって教え方はちがってもよい。できるだけ小さいときから、私たちのいのちの奇跡的な歴史について知ることは、大切なことではなかろうか。おそらく、彼らの健全な人格形成にとって非常に重要であると考える。 柳澤桂子・生命科学者


■キリスト教根本主義による自然史博物館が開館 
2700万ドルをかけて建設された、ケンタッキー州ピーターズバーグの創世博物館
(Creation Museum)の開館について、『New York Times』に優れた記事が掲載されて いる。これは見事なまでに欺瞞に満ちた自然史博物館で、原始時代の幸せそうな人間たちが、おとなしい草食性の恐竜と戯れている様子が展示されている。はてさて、ノアの箱舟に恐竜が乗っていたなんて、知っていた?

いつも不思議に思っていたことだが、なぜ根本主義[聖書の記述を文字通りの真実と考えようとするキリスト教プロテスタントの一部の立場]の人々は、あれほど進化論 に対抗しようとするのだろうか。知的で思慮深いキリスト教徒たち(そう、そのような人々は多い)は長い間、聖書を隠喩であるとみなしてきた。『創世記』は、近代科学以前の時代に生きていた人々に天地創造を説明することを第一の目的とする、相当 に隠喩的な説明だという考えをキリスト教徒が受け入れてもよいし、そこに進化というものを割り込ませてもかまわない、という柔軟な立場もある(『ペテロの第二の手紙』の3章8節によれば、神の1日の概念が人間のものと異なることは明らかだ。これによって『創世記』の「数日」は完全に比喩的な表現だということになる)。


■「神の国」アメリカ 
6月26日の読売新聞「緩話急題」で、アメリカ総局の大塚隆一氏が書いていた。米国ケンタッキー州ピーターズバーグという所に「天地創造博物館」なるものが5月に開館し、それが大人気であるという。 旧約聖書の創世記によれば、神は6日間で天地と生き物を創った。この博物館の展示はすべてこの聖書の筋書きに基づいて宇宙や人類の歴史を説明しているという。

我々が学んだダーウィンの進化論を根拠無き仮説と切り捨てているという。 この博物館がユニバーサルスタジオような遊びの場であればまだわかる。しかし多くの米国人がこれを信じているという。

「感動した」(55歳の機械工)「すばらしい」(40歳の運転手)「また来たい」(イラク帰りの20歳の陸軍兵士)

大塚氏は書いている。「・・・印象的だったのは彼らが善良で常識をわきまえた、ごく普通の市民と感 じられたことだった。実際、米国で天地創造説を信じているのは決して少数派でも異端者でもない。ギャラップ社が6月はじめに行った世論調査でも、米国人の39%は『創造論は正しい』、27%は『たぶん正しい』と答えている・・・創造論と進化論のどちらを教えるべきであるかをめぐる論争は教育現場でも続いている。この問題は大統領選挙に向けた討論会でも取り上げられている。共和党候補では10人中3人が 『進化論は信じない』という立場だ・・・」

米国という先進国が、このような異質な「神の国」ともいえる側面を持っている 事を我々は知っておいたほうがよい。そして何よりも米国のブッシュ大統領が神に よって生まれ変わった人であることを。 そのブッシュ大統領は神の啓示によってイラク戦争をはじめ、イラク戦争は正しいと信じてをやめようとはしない。この事は既に多くの米国側近が証言している。滑稽を通り越して恐ろしい事だ。 日米同盟信奉論者はこの事をよく考えておいたほうがいい。


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by beautiful_japan | 2007-06-29 23:54 | 宗教 vs グローバル化