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絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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経済成長と引き換えに中国で進行する「砂漠化」「天然林伐採」「水質汚染」の危機的な状況に未来はあるのか

■5年間で黄河源流の砂漠化面積、年6%の早さで増加  
青海省林業調査計画院の董得紅・副院長はこのほど、黄河源流地区の砂漠化した土地 の総面積は90.6万ヘクタールに達し、砂漠化傾向が進む土地が全地区の退化牧草地に分布していることが顕著に現われていると述べた。 同院の調査によると、1999年から2004年の5年間に黄河源流の砂漠化した土地面積は、毎年6.56%の早さで増加し16万8917.6ヘクタールの規模に拡大していることが判明した。

黄河は青海省に源を発し、中国西北・華北地域最大の給水量を誇る水源。全国河川の水資源の2%を占め、全国耕地面積の15%への給水をカバー。さらに人口の12%、50以上の大・中都市への給水という重大な役割を担っている。世界規模での異常気候と不合理な人為的活動の影響により、黄河流域の生態環境はここ数年退化が続き、生態機能は衰える一方という状況を呈している。

■中国:海南省の天然林資源、深刻な危機に直面
熱帯原生林に覆われ、多様な生物と天然資源の宝庫として有名な海南省一高い山「五指山」が、近年の人工採石、天然林木の伐採、経済林の増加、非合法活動の横行により傷つき、生態資源は深刻な危機に直面している。 海南省のこうした環境破壊は五指山だけに止まらない。同省人民代表大会常務委員会環境資源工作委員会は同省林業局と共同で調査チームを結成し、2007年3月12日から4月13日まで、同省の12の市と県の天然林と天然自生林の破壊状況について調査を実施した。その結果、破壊状況は深刻で、同省の各市、県、郷、鎮、村民委員会、農墾区およびその他の組織機構が管理する301万ムー(約20万ヘクタール)の天然林と天然自生林においても、同様に深刻な脅威に直面しているという驚くべき状況だった。 専門家は政府に対し、直ちに保護行動を起こすよう訴えかけている。

■「中国は水質汚染事故多発期に突入」国家環境保護総局  
国家環境保護総局の潘岳副局長は4日、「2年前の松花江事件は中国が水質汚染事故多発期に入ったことを象徴する事故であり、また今年夏季に入ってから太湖、?池、巣湖で続けて藍藻が大量発生したことは、水質汚染集中発生期に入ったことを象徴する。つまり、中国の伝統的な工業化の発展スタイルが資源環境に与える影響はすでに度を越しているといえよう」と述べた。

四川省沱江で2004年4月、大規模な汚染が発生し、約100万人への水道水供給が停止した。松花江の水質が汚染されたのは2005年11月23日のこと。吉林省・中国石油吉林化公司のベンゼン工場での爆発事故が原因だった。今年に入ってからは、江蘇省無錫市の太湖で5月28日、藍藻が大量に発生したことから同市の水道水は異臭を放ち、同市200万人の水供給に深刻な影響を与えた。 現在、都市を流れる河川の90%が深刻な汚染を受けており、3億6000万の農村人口が国家基準を満たした飲料水を飲むことができないという。

経済成長と引き換えに中国で進行する「砂漠化」「天然林伐採」「水質汚染」の危機的な状況に未来はあるのか_a0085558_5442478.jpg

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by beautiful_japan | 2007-07-12 23:54 | 環境負荷 淘汰圧増大