■貧困と清貧・漢字の智慧■
2007年 08月 09日
■女性性器としての貨幣
世界最古の貨幣は、殷王朝(BC1600-1046年)で貨幣として使われたタカラガイだと言われている。タカラガイは、ヴァギナに形が似ているために、安産のお守りとしても使われ、子安貝とも呼ばれる。貝という漢字は、タカラガイの一種、キイロダカラガイの形から生まれた象形文字で、貝を部首とする漢字が貨幣にかかわりがあるのはこのためである。「生きがい」とか「働きがい」などの「かい」は、「価値」という意味だが、やはり貝を語源としている。タカラガイは、最近まで未開社会で貨幣として使われていて、英語でも、キイロダカラガイを“money cowry お金のタカラガイ”と呼んでいる」
さて「貧」の漢字に注目して見ましょう。「貝を分ける」と書いて「貧」貝を分けないと困るから「貧困」困は困難の「困」周りに成長を阻害する「囲い」をしているから「木」は成長しない。つまり貝(貨幣)を分けないと「木」は成長しない。これを「貧困」と呼ぶ訳です。
訂正!訂正!やっぱり切れて発作的に書くとダメだわ。今、シャワー浴びてる時に気がついたけど、「困」は「私有(地)」の意味ね。アスファルトとコンクリートに囲まれて産まれ育ってるから、「自然に親しもう」とか声高に叫んでる癖にそんな事にも気づかないとは、本当にお恥ずかしいです。
次に清貧の「清」を見てみましょう。「部首」の「サンズイ」は御存知の通り水を現わします。「旁(つくり)」は青。つまり「清い」とは青い水の事なのです。そして改めて「清貧」と言う漢字を見直すと実に清清しい気持になるはずです。私だけ?
えーと、私の感覚のみで解説したので金田一先生には怒られるかもしれません。だけど「貧」と言う漢字が「貧乏人」に直結している感覚(プロパガンダ)は絶対におかしい!
むしろ「貧しい」のは、貝(貨幣)を分けない「守銭奴」の方なのではないでしょうか?
それと今お昼ご飯の「ぬか床」かきまわしてた時に思い出したんだけど、「セレブ」と「セフレ」が似てるのは偶然じゃないから。どっちも「愛」を捨て「欲」に走る愚かな行為。これは「毎回テストに必ず出る」ので自分で赤線引いといてね。判った?
「貧」の悪いイメージを払拭出来ないならいっそのこと、清貧の「貧」を品格の「品」に置き換えて「清品」にしてみたい。品格の「品」も勝手に解釈すればピラミッドの頂点から底辺まで働き口があり食事が食べられるに見える。うーん、でも「清品」て見た目がちょっとマヌケっぽいな。
やっぱり「清貧」でいいや。そこで偉大な書家の井上有一先生(プロフィール)の書かれた「貧」を御覧下さい。「まさか!」貧とはこんなにも威風堂々とした者だったのか!と脳内革命が起きるはずです。
■日々の絶筆
昭和26年、有一は「雨ニモマケズ」と「デクノボウ」を発表した。これは有一の心と人生を確定していた"宮沢賢治と法華経の発露だった"。
同じように書を透徹したいと考えている書人たちがいた。江口草玄・中村木子・森田子龍たちである。有一は森田に長い手紙を書いた。「我々は今後いかなる態度を取るべきか。曰く、忍辱のみ。簡単ではあるが難しいことです。堅固な信念と大勇猛心とがなければ挫折します」
森田は長谷川三郎を紹介した。有一は長谷川によってプリミティブなエネルギーに目を開く。長谷川は有一の神様だった。かれらはしだいにひとつの軌道を感じはじめる。一つの集いが新たな息吹をつくる。そういう時代だった。かくて志を共にする者が集まることになる。
と言う事で私が尊敬する「横尾忠則先生」のリクエストにお答えして、「サンタナ・Santana」が劇的な復活を遂げた名盤「スーパーナチュラル・Supernatural」から Love Of My Life (Featuring Dave Matthews・lyric)とPut Your Lights On ( Featuring Everlast・lyric)二曲続けてお聴き下さい。(これと次のエントリーは準備体操みたいなもんで、2日から6日分のを後日「うp」しますのでお愉しみに)
■中国四千年の叡智で「オタク」の事を漢字一文字で「迷」と記す事に決定!(read)
■安倍晋三首相 今年の一文字 (read) m9 ( ^ω^)プギャー