絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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■Free Tibet・朝日新聞の「チベット仏教に関する報道」の矛盾と欺瞞?チベットに自由を・Dalai Lama■

■チベット活仏の後継者認定 中国が許可制認定 「独立」への動きを警戒
チベット仏教の高僧(活仏)の地位継承者を決める生まれ変わり(転生)認定について、中国政府は9月から当局による許可制を導入した。ダライ・ラマ14世の影響力を排除する狙いだが、「宗教への不当な干渉」との批判がある。チベットでは今も独立の動きがくすぶり、漢民族とチベット人の対立感情は弱まっていない。

チベット第2の都市、シガツェから100キロあまり。チベット仏教サキャ派の総本山、サキャ寺院長のパルデン・ドンユ氏はこの夏訪れた外国人記者団に「ダライ・ラマに早く帰国してほしい」と話して驚かせた。「ダライ・ラマについて語ると後で面倒なことになる」とも語った

ダライ・ラマは59年のチベット動乱でインドに亡命。チベット人による「高度の自治」を求めている。チベット仏教最高指導者として影響力は衰えず、中国政府は「独立の旗を降ろしていない」と非難している。

こうした警戒感のもと、国家宗教事務局が活仏認定をめぐる新たな規則をつくった。チベットでは活仏が亡くなると、しきたりによって後継者の児童を探し出す制度がある。これに対して規則は「生まれ変わりは国家の統一、民族団結を守らなければならない」とし、「チベット独立反対」の意思表示を要件とした。「海外のいかなる組織、個人の干渉、支配を受けない」とも定め、亡命中のダライ・ラマの影響力を除こうと強く警戒している。

活仏認定では、チベット仏教ナンバー2のパンチェン・ラマの問題がチベット社会を混乱させている。89年に10世が死去すると、ダライ・ラマが選んだニマ少年は中国内で行方不明になり、中国当局はノルブ少年を「本当の11世」と発表した。

歴代パンチェン・ラマが住んだシガツェのタシルンポ寺幹部、ピンラ氏は当局の立場から「11世(ノルブ少年)は北京で3人の先生から宗教やチベット文化などを学んでいる」と説明。ニマ少年については「ダライ・ラマは転生認定で間違いを犯した」と語った。

ラサの政府関係のビルには「幹部は学習を通し、ダライ・ラマがチベット独立の頭目であることを十分認識せよ」との貼り紙がある。チベット人と漢民族に対立は今も緩んでいない。鈴木暁彦@ラサ(中国チベット自治区)9月17日朝刊6面

■輪廻を鵜呑みにしない
仏教では「我々輪廻する」という。この輪廻というのは奇妙な考え方だ。ちょっと説明しよう。この世は、上は神様の世界から下は地獄まで、いくつかの段階に分かれていて、私たちは今、そのうちの「人」と呼ばれる段階に生きている。犬や猫の段階は「畜生」という。一応全部並べると、上から、天、人、畜生、餓鬼、地獄となる。(阿修羅を加える場合もある)下へ行くほどつらくなる。

輪廻とは「ぐるぐる巡る」という意味だから、我々生き物は、この5種類の領域の中で、ぐるぐるといろいろな者に生まれ変わっていく。今私は人だが、死んだら何になるか分からない。「天の神様がいいな!」と思っていても、ゾウリムシかもしれない。神様に生まれたって安心はしていられない。神様にもちゃんと寿命があって、死んだらまたぐるぐる回りである。この輪廻は無限に続く。

私は無限の過去から輪廻していて、放っておけば今後も無限に輪廻する。次にどこに生れるかは、それまでにやってきた過去の行いによって決まるのだが、そのメカニズムは普通の人には理解できないといわれている。だからどこに生れるかは不確定である。

一番奇妙なのは、生まれ変わったら、過去の記憶は残らないということ。だから私は、自分が前世でなんであったか知らないし、次に生まれ変わったら、今の自分を忘れている。続いているような、切れているような、そんなあいまいな連続性で生命の流れを考える。

これは釈迦が考えたものではなく、当時のインド人が認めていた一般的世界観である。もちろん釈迦も認めていただろう。釈迦は、その世界観を枠組みとして、その中に、自分独自の合理性を組み込んでいった。私は釈迦の信者だが、こういう輪廻は信じない。つまり釈迦の精神は尊敬するが、その時代のインド人の世界観を丸ごと鵜呑みにはしないということである。 佐々木閑花園大学教授 9月13日夕刊12面

■輪廻転生と前世占い
B層を対象にした「スピリチュアル」な前世占いを牽制する意味での「輪廻を鵜呑みにしな
」なら百歩譲らないでもないが、神秘主義者それも原理主義者を自認する私は「輪廻の存在を信じている、いや確信している」ので例え「嘘も方便」であってもこの発言を見過ごす訳にはいかない。(輪廻に関する考察は長くなるので機会を改めて行います)しかも、この教授の履歴を見ると案の定「京都大学大学院文学研究科博士課程退学後、米国カリフォルニア大学バークレー校留学。講師、助教授、教授を経て」現在は花園大学教授(「中国禅宗五家」の一つである臨済宗立の私立大学)実に判りやすい構図ですね。更に「輪廻を釈尊の生きた時代のインド人の世界観」とミスリードする辺りが噴飯物としか言いようがない。

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■エコノミックヒットマン
竹中平蔵という「エコノミック・ヒット・マン」又はカブト虫「ジャパン・ハンドラーズ」と呼ばれるアメリカ人の教育係の元に日本人を官費留学生や社費留学生として送り込んでインドクトリネーション(教化)するというやり方です。「トロイの木馬」のようにして、エージェントを送り込んで、制度や仕組みを多国籍企業に有利なように変えさせる。第三世界のように借金漬けにするわけではないですが、ノウハウ、人材などの囲い込みを行ってしまうわけです。

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■ダライ・ラマについて語る
そこで「チベット活仏の後継者認定」の記事をもう一度注意深く読んでみる。「ダライ・ラマについて語ると後で面倒なことになる」のに何故この朝日新聞の鈴木暁彦記者は『サキャ寺院長のパルデン・ドンユ氏はこの夏訪れた外国人記者団に「ダライ・ラマに早く帰国してほしい」と話して驚かせた』などと書けるのだろうか?他の外国人記者が既にリークしているのかな?それならいいけど既報でないなら問題ありありでしょこの記事は。

■サキャ派 (Sa skya)
根本の教義は『ヘーヴァジュラ(呼金剛)タントラ』に基づく「道果説」である。これは悟りを求める道程に、すでに悟りの効果が現れている、という考え方である。「涅槃」と輪廻はともに心の現れであるから不可分で、輪廻を捨てようとしても涅槃には到達しない。妨げられた心が輪廻であり、それが解放されると涅槃に至る。その不可分性を瞑想を通して悟ることが、サキャ派の修行の目指すところである。  中心的な寺院は「サキャ寺」である。そのうちの南寺は現存するが、北寺は中国によって破壊されて跡形もない。
なおサキャ派は中国本土では「花教」と呼ばれている

■サキャ・パンディタ格言
8.功徳ある人のところには 人を集めなくても、集まってくる。香しい花は遠くにあっても、蜂は雲のように集まってくる。
48.偉大な人は一時的に衰えたとしても彼に心配する必要はない。月が一時月食となっても、その直後に解放される。
49.偉大な人が敵に優しくするならば、敵自身が彼の支配下になるだろう。多くのものによって尊敬された王が全てを守ったので、全てのものによって王として位につく。
203.たくさんの人がひとつの気持ちになるなら、弱い人でも大きな目的が達成できる。アリの軍団は集まったことで、ライオンの子供を殺したといわれる。(read

■チベットの運命の輪 六道輪廻図
写真をご覧ください。 虎の皮のパンツをはいた異様な存在が、輪をかじっています。彼は「ヤマ」 日本では閻魔大王で知られている存在です。 この化け物のかじっている世界が、いま私たちが生きている世界、サンサーラ(穢土=忌み嫌う世界)なのです。 何しろ、閻魔大王が造った世界なのですから不完全に出来ているのです。キリスト教・グノーシス派でも「デミウルゴス」という不完全なものがこの世を造ったと考えています。この世を離れない限り、心の平安(涅槃)は訪れないのです。

中央にいる動物は、ニワトリ・ヘビ・ブタです。餌を庭にばら撒くと、ニワトリは餌を限りなくついばんでいます。だから、貪欲の象徴です。 ヘビは怒りの象徴です。 ブタは愚かさ(無明)の象徴です。そのシンボルを囲んでいる輪の右側が、地獄に落ちる人々です。 左側は、この輪から抜け、解脱の道を歩む人々が描かれています。絵の左側にある虹に乗って浄土へ向かっています。

本当の平和は、自分を取り巻く環境が条件よくなることではなく、自分の心が平和になることだけなのです。 それを涅槃寂静(意識が感覚器官から離れた状態こそ、真の平安が訪れる)と呼び解脱と言われます。

ところが多くの日本の人々は、解脱を求めず、 またこの世に再生して、いまより一層のお金持ちとして、また支配者としての体験をしたいと思っている方が多いと思います。 でもそれも苦しい人生になると、仏教では考えています。何しろこの世は閻魔大王の造った世界なのですから。

上下、六つに分かれている世界が、六道です。下の三つが、地獄、餓鬼、畜生の世界です。 上の三つが、人間、阿修羅、天の世界です。阿修羅と天は、敷地に生えている果物の所有を巡って、弓を引いて戦争しています。彼らのような超能力者になっても、争いは尽きないのです。 解脱をし、この世界から離れないと永遠の平安は訪れないのです。

一番外側の輪には、あなたをこの世に縛っている十二因縁が描かれています。それは、
■無明(Ignorance)
■行(Compositional Action and Karma)
■識(Consciousness)
■名色(Name and Form)
■六処(Six sense Spheres)
■触(Contact)
■受(Feeling)
■愛(Craving)
■取(Grasping)
■有(Existence)
■生(Birth)
■老死(Again and Death)
の12です
。 怖いですね〜。

まず現世の価値観を否定すること。これが解脱への第一歩です。 そのように考えることによって、狭き門、生死の扉を乗り越えることが出来るのです。

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■Banco De Gaia - Last Train to Lhasa

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by beautiful_japan | 2007-09-17 23:55 | 宗教 vs グローバル化