絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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■家庭菜園・日曜大工・ミシンがけ■        ■国策焚き・セミのふりかけ・食べられる雑草■

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■起きて半畳、寝て一畳
代替エネルギーを私が論じない理由は、おわかりいただけるであろう。どうせ同じことだからである。どこかにエントロピーを増やしてしまう。問題は意識中心主義であって、そこに気が付かなければ、何の解決もない。「起きて半畳、寝て一畳」。寝ているほうが場所を取るというのは、示唆的である。人はどれだけのエネルギーを必要とするか。

『最底辺の10億人』(日経BP社)という本を読んだ。アフリカの貧困を、イギリス人が論じた本である。世界銀行に関係している人らしい。ともあれ、そのなかに名前が出てくる唯一のアジアの国はラオスである。経済統計的には、ラオスはアジアの最貧国なのであろう。昨年秋に、たまたまラオスのお百姓に質問した。「年に何回、米をつくるんですか」。途端に叱られた。「冗談じゃない、あんなシンドイこと、年に1度でたくさんだ」世界銀行で働く人と、ラオスのお百姓と、どちらが人間として余裕があるのか。

都会人、文明人の身勝手も、ぼちぼちいい加減にしてほしい。稼げばいいってものじゃないだろ。日本が世界で威張る必要もないだろ。お金であれ、他人の評価であれ、「やったこと」に対してあとから「ついてくる」のであって、可能なかぎり稼ごうとか、世界の評価を求めて何かしようなんて、「あらかじめ意識で考えたってムダ」、乞食根性を起こすんじゃない。

会社や官庁なんて、あんなシンドイとこ、週に3日でたくさんだ。あとの4日は自分で薪を集め、木を植え、苗を育て、畑をつくればいいのである

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■ピークオイル以降の社会を見据える
ピークオイルの兆候を示す事象が見え初めても、それを無視、または否定する人は少なくない。その理由の一つは主流メディアが報道をしないことだ。たとえば世界の石油生産量は2004年以降増えていない。これを知れば石油価格が今後も下がることはないというシンプルな事実に気づくだろう。原因は経済学というよりも、地質学的なものなのである。

だからこそ私は、ピークオイル以降の社会を見据えたプログラムを少しずつでも自分の会社の中で始めたいという思いを新たにしている。石油が1バレル100ドルを超えた今、現実を見ないふりをするのはやめ、未来を正面から見据えて建設的な提案をしていきたい。
そんなわけで、社内では家庭菜園に次いで、日曜大工や洋裁といった少し前の日本社会では、お金を払ってサービスを購入せずに家庭内でまかなわれていた活動をいかに取り戻すか、ということを現在考えている

石油の次にくる時代がどのような形になるかまだわからない。しかしその時代を生きるために、家庭菜園や日曜大工、洋裁やアマチュア無線など、少し前の世代の人が普通にしていたこと、しかし近年になってすっかり忘れられてしまったマイナーな趣味の世界には、参考にすべきヒントがたくさんある。石油ピークアウトのあとは、ますますそれが見直されるようになるだろう。

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■国策炊き・セミのふりかけ・食べられる雑草の見分け方
「配給」「国策炊き」「雑草」−−太平洋戦争当時、食生活は窮乏し、国民は空腹をまぎらわすのに工夫を重ねた。その苦労を知ろうと、戦時中の毎日新聞の記事などから、当時のレシピを辻クッキングスクール東京本部・家庭料理研究室の鈴木博子室長に再現してもらった。世界各地で食糧不足が深刻化する現在、日本にとって60年余り前の食糧難が無関係であってほしいものだが……。【江刺弘子】

調理したのは「水みそ汁」(毎日新聞・1944年4月28日付)、「白オムレツ」(週刊毎日=現サンデー毎日=1944年4月2日号)、「茶殻の利用」(週刊毎日・1943
年10月10日号)の3品。いずれも記事には分量や具体的な作り方があるわけでなく、ありあわせの野菜を利用し、手順を簡単に記しているだけだ。

「水みそ汁」は、だしをとらずに水でみそを溶き、野菜を入れたもの。野菜といっても芋の葉程度だったかもしれない。それでも空襲警報がいつあるかわからない中で、簡単に作れる汁物があれば、食卓を預かるものには便利だっただろう。

「白オムレツ」は水溶きうどん粉を薄く焼いた生地に、野菜を包み込んだもので、粉としょうゆで作ったソースをかけて食べる。「オムレツ」とは名ばかりで、卵はなし。それでも厚さ1ミリ程度の生地は、粉っぽさを感じさせず、うっすらとついた焦げ目部分が味の変化を感じさせ食欲をそそる。単調になりがちな野菜料理も、生地に巻くだけで、目先が変わり、食が進むようだ。

茶殻は乾燥させ粉末にし、そのままご飯と一緒に炊いた。味つけは一切ないものの、ほのかに茶の香りがする。出がらしなのに、ご飯にしっかりと茶の味がついていたのは意外だった。それに茶殻の口障りも全く感じない。見た目もご飯全体が薄く緑色に染まり、精進料理のようだ。ふりかけご飯や濃い味のおかずになれた舌にとっては、かえって新鮮な味に感じるかもしれない。

再現された料理は意外にも美味だったが、それは現在の豊かな食材を使ったからこそ。食料そのものを手に入れることが困難だった時代、紹介した3品を調理するなど「夢のまた夢」だったかもしれない。戦況が厳しくなるにつれ、紙面には米を洗わずに炊いて3割ほどかさが増す「国策炊き」が紹介され、その後「セミのふりかけ」「食べられる雑草の見分け方」なども載るようになっていった。      【写真特集】再現レシピ(watch

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by beautiful_japan | 2008-08-14 23:54 | 環境負荷 淘汰圧増大