愛の構造改革の実態(美しい・希望・愛の三位一体)
2006年 12月 29日
「何と言っても突破力がありますから。行政改革には突破力が必要ですから、そこを見込んで起用致しました」と安倍晋三首相。それに応えて渡辺大臣は「私なりに解釈すると突破力って言うのは岩盤のような色んな障害物が聳え立っているような感じですね、それを打ち破る腕力・気力・持続力。 国民の共感を得なければならないから、三大要素に加えて国民に対するアピール力ですかね」確かに根暗な感じの佐田玄一郎・前大臣に比べると政治家らしいパワーを感じる。だったら初めから突破力のあるこの人登用すればいいのに、と思って朝日新聞読むと…
政府が通常国会に提出する国家公務員法改正案は天下り原則2年間禁じた「事前規制」を撤廃するかわりに、罰則や監視強化など「事後規制」に切り替える。公務員への民間企業への再就職を後押しする内容だ。政府案には佐田担当相の意向で天下り2年禁止を一定期間維持する措置も盛られている。民主党などの反発などに配慮したものだが、渡辺氏はこの措置について「最終決定されたものではない」と会見で述べ、慎重な姿勢を示した。
「官民人事交流は米国のようにとは言えないが、大いに拡充、活発化していく必要はある」会見で渡辺氏は、政府と民間の人事交流の必要性を強調した。こうした発言は、安倍首相の意向に沿ったものと言える。首相が掲げる「官邸機能強化」のモデルは官民の人材交流が活発な米ホワイトハウス型だが、実現には天下りの2年禁止措置が妨げになりかねない。首相は国会で「官民から優秀な人材を集め、人事の交流をより開いていく必要がある」と発言した。
なるほど!「愛の構造改革」の意味がよーく判りました。今以上に官と民が一体となって「民」の御用聞きを徹底し、その見返りに「官」のお世話をしてもらおうと言う訳ですね。97年〜98年の金融危機に銀行への公的資金投入を可能にする法案のとりまとめに渡辺先生が御活躍されたのも「愛」だったんでしょうなあ。て言うか佐田前大臣の方が全然マトモに思えて来た。普通は先生お守りする筈の公設第1秘書が「政治団体に活動実態なかった」って言うもんなのかね?あの不機嫌さも今にして思うと。