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絶望は愚者の選択


by beautiful_japan
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観測史上初 温暖化の影響で琵琶湖の酸素循環せずに微生物窒息で生態系にダメージ 世界各地でも報告

びわ湖の湖底は深い所で100メートルほどあり、春から秋にかけては、微生物が酸素を消費し酸素の濃度が低くなりますが、冬の冷え込みや春先の雪解けによって、酸素を含んだ冷たい表面の水が湖底まで沈む「全循環」が起き、微生物に必要な酸素を供給しています。ところが、先月20日、滋賀県琵琶湖・環境科学研究センターや京都大学が共同で調査した結果、湖北部の90メートルの湖底で酸素の濃度が1リットル中9ミリグラム程度と、表面の層より1〜2ミリグラム低い水域があることがわかりました。暖冬だったことしは、昭和54年に観測を開始以来、初めて「全循環」が起きなかったことが確認されました。

これによって、湖底では、夏にかけて酸素がさらに消費され、きわめて低い濃度に落ち込むことが心配されます。さらに、地球温暖化が影響しているともされるこうした状態が慢性化すると生態系に影響を与えることから、研究機関は監視を続けていくことにしています。これについて、琵琶湖・環境科学研究センターの熊谷道夫研究情報統括員は「『全循環』が起きない湖では生態系の異常が世界各地で報告されている。地球温暖化が指摘される中、滋賀県では過去20年ぐらいで気温が1度上がり、その1つの影響がびわ湖でかなりはっきり出てきている。環境の変化を警告するびわ湖からのメッセージと受け止めるべきだと思う」と話しています。(read

by beautiful_japan | 2007-05-11 23:54 | 環境負荷 淘汰圧増大