安倍首相・昭恵夫人1200年以上守られて来た美しい高尾山の破壊を放置黙殺するんですか?圏央道差し止め訴訟
2007年 06月 16日
訴訟の対象は、八王子西インターチェンジ(IC)付近から、南側の高尾山トンネルなどを挟み、八王子南ICまでの約5・1キロ区間。23日開通する八王子ジャンクション(JCT)−あきる野IC(あきる野市)の一部も含まれている。開通予定区間内にある八王子城跡トンネルの着工後、付近の国史跡「八王子城跡」内の「御主殿(ごしゅでん)の滝」が頻繁に枯れた問題について、押切裁判長は、同城跡付近でオオタカが営巣を放棄した問題も含め「トンネル工事の影響を推認できる。八王子城跡の自然生態系が損なわれていることは否定できない」と指摘した。
一方、5月にトンネル工事が始まった高尾山への影響については「トンネル坑口などの人工構造物が、景観に相当な影響を与えると推測される」としたが、自然環境への影響は言及しなかった。
反対派は「工事が高尾山の自然や景観破壊を招き、人々が自然を享受する環境権が侵害される」と主張していたが、押切裁判長は「環境権は私法上の権利とは認められず、差し止め請求権の根拠にならない」と退けた。その上で、車の排ガスや騒音が周辺住民に与える健康被害の危険性を否定。圏央道の整備効果について「都区部を通過する交通を転換させるなど、公共性が認められる」と判断した。
国土交通省相武国道事務所のコメント これまでの国の主張を認めていただいた。一日も早い供用を目指して事業を推進していく。(read)
■“奇跡の山”、高尾山に迫る危機
その1:日本の植物の3割が集まる山
その2:1200年前から守られてきた森
その3:気軽にハイキングが楽しめる
その4:小さな山に異なる植物分布
その5:圏央道と、涸れた滝
その6:取り返しのつかない大きなダメージ
その7:高尾山の自然を守る市民の会
その8:圏央道をめぐる裁判
その9:圏央道は必要なのか?
その10:山に教わったこと
■高尾山の自然を守る市民の会
■圏央道高尾山トンネル掘削による自然破壊に関する質問主意書(read)
■インド仏教の最高指導者に昇りつめた佐々井秀嶺師が出家したのは高尾山薬王院