■何と揶揄されようと懲りずにまた狂信的な自己過信■
2007年 09月 30日
■武侠とはなんでしょうか?
■監督:孔子の時代の武士階級で、自由な精神を持った武道家たちのことです。職につかず、政府に対する忠誠心を持たず、反抗的で自由な精神と正義感を持った、義侠の士といったような人々でした。リ−・ム−バイは悪を正し、自分の言葉に忠実であるといった人々の理想のキャラクターなのです。武侠小説は、武術の鍛練をすることによって自分の能力を超える、そして数々の障害を超えることができる、無限の能力を描いています。武術を通して自分自身を超え、超越という究極の達成をなし遂げる、それが一貫したテーマなのです。武侠の力は、普段は外面的な感情や複雑な人間関係からくるテンションから、いろいろな方向に分散しています。全てのテンションを無くし、自分の持つエネルギーとパワーを全て一つの方向に向かわせられれば、とてつもないパワーと知恵を生み出すことができる、それが武侠スタイルという武術スタイルです。少林ではより暴力的で外面的な強さに重きを置きます。つまり武術において、伝統的に内面的な強さは武侠が、外面的強さは少林が受け持っているのです。