■われわれの「神」はその自由さである■
2008年 07月 18日
■闇とはわれわれの意識をわれわれ自身のうちに孤立させてしまうものである。それは疑念と闘争とを引き起こして、この世界とわれわれとの合一という偉大な真実を隠してしまう。われわれは闇のなかで手探りしながら、物につまずいてそれにすがりつき、それをわれわれが持つすべてだと信じてしまう。しかし明るくなると、われわれは握っている手をはなし、それがわれわれの関係している全体のたんなる部分であることを知る。これが自由さである---自己の孤立からの自由、われわれの所有感覚に強く訴えてくる物たちの孤立からの自由である。われわれの「神」はその自由さである。なぜなら「神」は「光」であるからであり、われわれはその光のなかで、われわれがすべてのものと完全に関係しているという真実を、見いだすからである。(Rabindranath Tagore)