■わが父、わが神よ、われに富を授けたまえ■
2008年 09月 06日
■神がつぎのように語りかけているのを脳裡に描きたまえ。「わが子よ、なぜお前は毎日われの前に立ったり祈ったり、ひざまずいたり、額で地面を打ちさえし、それどころか時には血まで流して、われにこう言うのか。『わが父、わが神よ、われに富を授けたまえ』と。もしわれがお前に富を与えることがあったなら、お前は自分がずいぶん偉くなったと思いこみ、たいしたものが手に入ったと錯覚するだろう。お前が欲しいと言ったから、与えてやったのだ。が、それを悪用しないように心がけなさい。お前は、それが手に入るまで謙虚だったのに、金持ちになりかかった今では貧しい人たちを軽蔑している。お前を悪くするだけがオチのものに一体何の善さがあるというのか。お前は、もともと悪かったのに、今ではもっと悪くなっている。もっと悪くなるなどとは考えられなかったのだ、それだからこそお前はわれに富を乞い求めた。そこでわれはお前にそれを与え、お前を試してみた。その結果 、お前は見つけ出し---そしてわれによって見破られたのだ。富よりましなもの、もっとたいしたものをわれに乞い求めるがよい。霊的なものを求めるがよい。われそのものを求めよ」(St.Augustinus)
by beautiful_japan
| 2008-09-06 00:00
| 和心 覚醒